定時退社のススメ!
最近、定時で退社することを心掛けています。
終業時間内になるべく効率よく仕事をこなし、必要がなければ定時で帰る。そうすることで、帰宅後の自分の時間をしっかり確保することができます。
自分でも、残業続きの時よりも、定時で帰れている今の方が身体的にも精神的にも充実していると思えています。
今日は、定時で帰る生活のメリットと心構えについて書いていきたいと思います。
残業ばかりの毎日から定時退社の習慣化へ
初めの記事にも書いたのですが、私は社会人2年目で、OLをしています。
今の職場は秋から冬にかけてが繁忙期なので、その時期はどうしても残業が多くなってしまいます。去年の秋も、ピークの時はいくら働いても仕事が終わらず、たびたび終電を逃してタクシーで家まで帰宅することもありました。毎日遅くまで仕事をして、家に着くのは日付が変わる直前、あるいはもっと夜遅く。家に帰ってもお風呂に入って寝るだけの生活が続きます。
そんな生活を続けていると、肉体的にはもちろん、精神的にも疲弊していきます。常に寝不足で集中力がもたないので仕事もはかどらずに悪循環。朝早くから夜遅くまでデスクワークで座りっぱなしなので全身が凝り固まり、十分な睡眠時間も取れないので疲れも取れず。体調が万全の状態ではないからか、睡眠が足りないからか、心もだんだんと弱っていきました。どんどん仕事中の自分に自信がなくなっていき、どうして自分はこんなに仕事ができないんだろう、なんてダメな人間なんだとくよくよ悩むようになり、一番ひどいときは仕事中や家にいる時にふと涙が出てくるようになった時もありました。
年も明けた今ではだいぶ仕事も落ち着き、終電まで残業ということもほとんどなくなりました。繁忙期の残業漬けの生活にすっかり懲りてしまった私は、最近ではいかに定時で帰れるかということに命をかけています(笑)
定時で帰るメリット
自分の時間が確保できる
まず、定時で帰ることによって、仕事が終わった後の自分の時間をしっかりと確保することができます。
仮に3時間残業をしてから帰ったとして、私の場合、仕事を終えて家に着くのが22時頃になります。睡眠時間は最低6時間は確保したいので、朝6時半に起きるとすると就寝時間は0時半。帰宅後はお風呂に入ったり翌日の準備をする時間も必要なので、自分の好きなことをできる時間はせいぜい1時間か1時間半くらいしかとれません。
私のようなやたらやりたいことの多い人間にとっては、1時間半なんてあっという間に過ぎてしまいます。本も読みたいし文章も書きたいし勉強もしたいし映画やドラマも見たいしゲームもしたい。1時間半では映画1本見終えることもできません…。仕事ばかりで自分のやりたいことが十分にできないのではストレスが溜まってしまいますよね。
それに対して残業をせずに帰ったとすれば、自分の時間は単純に3時間増えるので、4時間か4時間半ほど確保できますね。これだけあれば色々とできそうです。私としてはもっと欲しいと言いたいところですが(笑)
勉強や読書のように分かりやすく自分のためになることに時間を費やすのはもちろんとして、ゲームや動画鑑賞などを楽しむのも、仕事の疲れを癒したり気分転換ができるという意味では十分有意義だと私は思います。あまり仕事ばかりの生活にならないように、自分のやりたいことができるのは定時退社の最大の利点ですね。
十分な休養をとれて健康的
当たり前のことですが、労働時間が増えれば増えるほど疲労は蓄積していきます。しかも休養や睡眠のための時間は反比例して短くなっていくので、どんどん積もる疲れを癒すこともできないまま毎日が過ぎていく。
疲れが溜まったままでは日中の仕事の効率も落ちてしまいますし、何より身体に悪い。「若いから大丈夫!」という人も、今は体力があるからハードな生活に耐えられたとしても、今の無理な生活が将来の病気のリスクにつながる可能性も十分あります。それに、人間いつどこでどんな病気になるか分からない。あまり無理な働き方をするのは健康の観点では確実に悪い方向に働きます。なるべく定時で帰って十分な休養を取ることができるのが一番です。
日中の仕事に対するモチベーションが上がる
これは私が定時退社を心掛け始めて気付いたことなのですが、「定時で帰ろう!」と心に決めることによって、そのためにどうやって時間内に仕事を終わらせられるかを考えるようになります。
定時で帰るためには今日は何の仕事をどのくらい進めればよいのか、ノルマを達成するためにはどういう順序ややり方で仕事を進めればいいのか。そういったことを考えることによって、必然的に最も効率的な方法で仕事をするように努力をすることができるようになりました。
私はいつも、朝職場に着いたら今日のタスクを確認してメモに書き出します。その日はいかにそのタスクを達成できるかを考えながら仕事をする。お昼などのタイミングで、タスクの達成状況を確認しつつ、「この調子ならいけそうだ」とか「もうちょっと頑張らないと終わらなさそう」とか考えながら仕事をすると、自然と集中力も上がって効率的に仕事ができるようになると思います。
定時退社の心構え
楽しい定時退社ライフを送るためには、社会人として働くうえでは色々と障害があるように感じています。私が難しいなあと思っているのが、いかに定時までに仕事を終わらせるかということ、周りからどう思われるかが気になることの2つです。
これら2つをどう解決していくかを、考えてみたいと思います。
定時までに仕事を終わらせる極意
定時で帰るためには、当然ながら定時までに自分のすべき仕事を片付けなければならない。死ぬほど仕事が多いブラックな職場だったり繁忙期だったりすると、個人レベルでかんばったところで到底定時までに仕事を終わらせるのは無理だという場合もあるとは思いますが、そうでもない場合、例えば毎日1,2時間の残業が常態化している場合、業務との付き合い方次第で定時退社を実現させることも可能なのではないかと思います。
以下で、定時で仕事を終わらせるために私が心掛けていることを紹介していきます。
毎日のタスクはメモで管理
上にもちらっと書きましたが、その日にやっておきたい仕事はメモに書いて、心に留めるようにするとよいです。メモに書いておくことで、次に何をするべきか忘れずに把握できるようになるし、終わったタスクを消していくようにすれば、その日の仕事の進行状況も一目で分かります。
メモを書くときは、欲張ってタスクを書きすぎない方が良いです。たくさん仕事を書きすぎると、「こんなに仕事しないといけない!」と焦ってしまうので、締め切りなどの事情で最低限その日に終わらせないといけない仕事と、余裕があればプラスアルファくらいにしておくとよいでしょう。
それから、タスクをメモに書くのは朝出社したときではなく、前日に退社する前にまとめておくとよいのではないかと思います。その日の仕事について朝考えるとなると、まず自分の仕事の状況を思い出す時間が必要になります。それに対して前日の仕事が終わった時についでに考えるようにすれば、その日の仕事の延長線上で明日のスケジュールを組むことができるのでより効率的です。
そうしてリスト化したタスクを片付けることに全力を注ぐようにすれば、自然とテキパキと仕事に取り組むことができるようになると思います。その日になってイレギュラーな仕事が入ることもあると思いますが、そういう時は最初に組んでいたスケジュールの中で優先獣医も考えつつ入れ替えたりして、臨機応変にやっていきましょう。
どう頑張っても定時までにタスクが片付かなかった場合は、諦めて残業しましょう。そういう日もあります(笑)次の日こそは時間内に仕事を終わらせるという原動力にしましょう!
5分考えて分からなかったら人に聞く
私は社会人になって2年目なので、仕事においてはまだまだ分からないことだらけです。資料作りなどをする中で分からないことがあった場合、まずは過去資料や文献、インターネットで調べます。それですぐに解決法が分かった場合はいいのですが、色々と探してもどうしても糸口が見つからないときもあります。そういう場合は、一人であれこれ考え続けるのではなく早いうちに先輩や上司に質問してしまうのがやはり良いと思います。
周りが忙しそうにしていると、どうしても質問しづらいですよね。私もまだまだひよっこなので、若いうちだと特に、周りに質問をするのって難しいなあと思います。しかし、一人で悩んで結局解決しなかった場合、色々と考えていた時間は結局は無駄になってしまうわけなので、どうしても非効率になってしまいます。それよりは、ある程度考えて分からなかったら人に聞くのが賢い選択なのかなあと思うのです。
目安として、5分自分で考えて分からなかったら周りに助けを求める、というぐらいが良いのではないでしょうか。もちろんまずは自分で考えてみることも大切なので、自分なりの目安の時間を決めて、それを基準に自分一人でできる仕事か周りの協力が必要か考えるのがよいです。
健康的な生活を
睡眠不足だったり疲れが溜まっていたりして体調が万全でないときは、どうしても集中力が下がってしまいます。ぼーっとしたり眠くなったりする状況で仕事をすると、一つの作業に無駄に時間がかかってしまうというのは誰もが自覚や経験があるのではないでしょうか。
そう考えると、やはり普段から体調を万全の状態に整えておくのは効率よく仕事をするためにも重要なことに感じます。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心掛けましょう。そのためにも、できるだけ定時で仕事を片付けて早めに家に帰るべきだなあと思います。家に帰るのが遅くなると、睡眠時間が削られるのはもちろん、食生活も乱れやすいし運動する時間もなかなか取れないですもんね。
定時で帰る強い意志を持つには?
周りの人がみんな定時で帰るような職場だったら何も問題はないのですが、周りがみんな残業をするのが常態化している場合だと、いくら自分の仕事が片付いているとはいえ気にせずさっさと帰るというのは難しいところもあると思います。私もすごく他人からの視線やどう思われているかを気にしてしまう性格なので、そういう問題とは常に戦いながら定時退社を目指しています。
精神論的な面は大きくなってしまいますが、周りからの視線や罪悪感をものともせず定時退社を達成するための心構えを書いてみたいと思います。
人は人、自分は自分
自分の仕事が残っている場合はもちろん残業してでも仕事を片付けなければならないときもあります。しかし、自分の仕事が終わっている場合、もしくはまだ仕事はあるけど翌日以降に着手しても十分間に合うと判断できる場合、残業をする必要はないですよね。さっさと帰って仕事以外で自分のやりたいことをした方が時間も有効に利用できるし、無駄な残業で会社の人件費をかさませるのも良いこととは言えないのかもしれません。でも、周りがみんな残っている中でひとり「お先に失礼しまーす」と颯爽と退社するのにはなかなか勇気が要るものです。
そこで、私はこう考えるようにしています。
「私が残っていたところで、他の人の負担が減るわけではないしなあ」
もし、自分に何か手伝えることがあればまた話は別なのでしょうが、そういうわけでもない場合、私が残っているだけ時間と人件費の無駄!と思うようにしています。
それに、意外と周りの人も、私が何時に退社したかなんて気にしていないんじゃないかとも思います。もし「早く帰れて羨ましいなあ」と思われたとしても、その感情はそこまでで止まって、だから「けしからん!」とまでなるのはなかなかないことのかもなあと思います。
職場の人間関係に深入りしすぎない
定時退社することで、万が一職場で反感を買った場合、どうするか。
そもそもの話なんですが、職場での人間関係にどこまで重きを置くかによって、定時退社の心構えは変わってきます。
もし、「職場で嫌われたらもう生きていけない!職場が私のすべてだ!」という場合は、周りから反感を買うリスクを冒してまで定時で帰ろうとするのはやめた方がいいと思います。
しかし、冷静に考えてみれば職場での人間関係なんて長い人生の中で見れば大して重要ではない人も多いのではないかと思います。
私自身がそうです。私は職場での人付き合いに関してすごくドライな考え方を持っていると自分では思っています。私の職場は特に、数年ごとに配置換えがあってその時々の人間関係が長きにわたって持続する環境ではないのでそういう考え方を持っていられるのかもしれませんが。数十年の人生の中のたった数年間だけの付き合い、しかもビジネスパートナーに過ぎない人に対して、「この人に嫌われたらどうしよう」という気持ちを持ってしまうと、定時退社云々に関わらず色々な場面で神経をすり減らしながら働くことになってしまうのではないかと思います。
だから私は、仮に職場の人に反感を持たれても、これから一生付き合っていくことになる自分自身のために時間を使いたい。だから自分の仕事が終わったらさっさと帰る!という意識で働くようにしています。一時的な人間関係のために自分がしたくないことを無理にするのも嫌だなあと、最近思うようになりました。
このあたりの考え方は人それぞれだとは思いますが、こういう考え方の人間もいるんだなあと思ってもらえるといいなあと思います。
まとめ
さて、ここまで定時退社に対する私の熱い思いを語ってきましたが、まとめるとこうです。
- 日々定時退社を心掛けることで、自分の時間の確保、心身の健康の向上、仕事へのモチベーションの向上が期待できる。
- 定時退社の習慣化のためには、効率的に働くこと、定時で帰るという強い意志を持つことが重要になる。